トルコにあるアヤソフィアは、イスラム教とキリスト教の調和が美しい

トルコにあるアヤソフィアは、イスラム教とキリスト教の調和が美しい

 

トルコのイスタンブールにあるアヤソフィアは、イスラム教とキリスト教が調和した博物館(大聖堂)だ。トルコといえばアヤソフィアとブルーモスクが二大観光名所なので、知っている人も多いかもしれない。二つの宗教が調和した平和の象徴ともいえるアヤソフィア、現代の宗教紛争に重ね合わせて考えると感慨もひとしおである。

昨今では、国対国の争いではなく宗教対宗教の紛争が絶えない。イスラエル(ユダヤ教)とパレスチナ(イスラム教)の紛争、旧ユーゴスラビア紛争、イラク内部におけるシーア派とスンニ派の紛争、イスラム国も一つの宗教紛争といっていいかも知れない。

ボーダレス社会のこの現代では、宗教や民族が国境を跨いで拡散されるので、宗教対宗教、民族対民族の争いが以前に比べて起こりやすい。ただ単にアヤソフィアを観光するのではなくて、こういった背景を考えることで、アヤソフィアを違う観点で捉えることができる。

 

アヤソフィアに限らず旅行へ行くなら、その都市や観光名所の歴史を知っているだけで違う見方ができるのでオススメだ。事前の知識があれば自身の思考を咀嚼しやすく、一つ一つの観光が記憶に残りやすくなりますよ。自分は世界一周をする前に、下記で世界史を勉強したので参考に。

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アヤソフィア博物館(大聖堂)が建設された背景

アヤソフィアはキリスト教の大聖堂を目的として建設され、次にイスラム教のモスクとして利用された。そして今はモスクではなく博物館として利用されている。アヤソフィアは大聖堂(360年 – 1261年) 、モスク(1453年 – 1931年) 、博物館(1935年 – 現代) と代わる代わる変貌を遂げたのだ。今は博物館として利用されているが、元々は大聖堂のために建築されたので、アヤソフィア大聖堂と呼ばれることもある。

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アヤソフィアがキリスト教の大聖堂として建設された背景

キリスト教国家である東ローマが初めにアヤソフィア大聖堂を建設した。その後、火事で全焼し、反乱で破壊され、再び再建するという長い歴史を持っている。再建して以来そのような天災や反乱は起きていないので、再建した537年のものが現在でも残っていることになる。

後にモスクとして使われるようになるのだが、今でもアヤソフィア内部にはキリスト教の面影が残っている。征服したイスラム教徒が、敢えてキリスト教の面影を破壊しなかったからこそ、宗教が調和したアヤソフィアになったのだ。

キリスト教大聖堂時代の面影

キリスト教大聖堂時代の面影

 
 

アヤソフィアがイスラム教のモスクとして改宗された背景

1453年に東ローマ帝国が支配していたアヤソフィアがあるイスタンブールを、オスマン帝国が征服した。オスマン帝国はイスラム教国家のため、街にあったキリスト教関連のものはイスラム教へと移されていった。その一環でアヤソフィアがキリスト教大聖堂からイスラム教のモスクへと改宗されたのだ。

大聖堂自体を破壊しなかったオスマン帝国のおかげで、「聖なる知恵」という意味のアヤソフィアが残っている。これはオスマン帝国のスルタン・メフメット2世が、アヤソフィアの美しい建築技術に感銘を受けたからだという。破壊するのはもったいない、という動機ではあるが、結果として宗教の調和が生まれた歴史に残る観光名所になったのだ。

イスラム教は偶像支配を禁じていることもあって、偶像や十字架が破壊されているが建物自体は綺麗に残っている。この時に、イスラム教のお祈りの時間を告げるミナレット(4本の塔)が増設された。

両端にイスラム教のシンボル。上にキリスト教のシンボル。

両端にイスラム教のシンボル。上にキリスト教のシンボル。

 
 

アヤソフィアが博物館として改装された背景

1935年にアヤソフィアは博物館として変貌を遂げた。理由は支配していたオスマン帝国が滅亡して、トルコ共和国が誕生したからだ。宗教としての役割を終えたので、博物館として利用されているのだ。だから、宗教行事として使われることは禁じられている。しかし、個人的に祈りを捧げることは可能だ。

イスラム教のお祈りに使われていたカーペットの撤去や、大聖堂時代の面影を再現しようと、現代でも修復作業が続いている。こういった長い歴史を想いながらアヤソフィアを観光すると、非常に重みある博物館に見えてくる。

今でも修復作業は続いている

今でも修復作業は続いている

 
 

宗教の調和こそ現代社会の平和の象徴ではないか

民族や宗教対立が多いこの現代に、異なった宗教が混ざり合っているのを見ると感動する。他の地域ではキリスト教徒とイスラム教徒が紛争を起こしているが、アヤソフィアではこの二つの宗教が見事に調和しているのだ。お互いがお互いの宗教を認め合ってるようにも見え、現代社会のあり方に対して疑問を呈しているようにも思える。

アヤソフィアのような場所が、世界中で増えて欲しいと願う。ヨーロッパではイスラム教排斥の声が上がり、アラブ圏ではユダヤ教が差別の対象となる。こういった紛争を抱えている地域が、お互いの宗教を認めるようになれば平和は訪れる。だって、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神は、元はと言えば同じものを指すんだから。

そっちの宗教は神の声をそうやって捉えるのね?でも私たちは違う捉え方をしているの。まあ、お互い同じ神を信じてるんだから、喧嘩は止めて仲良くしましょう。となって欲しい。

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世界にはアヤソフィアのような、異なった宗教が混ざり合った場所が存在する。それは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地が混じり合ったイスラエルのエルサレムである。本記事を読んで少しでも興味を持って頂けたなら、下記の記事を読んでほしい。アヤソフィアなんて比べ物にならないくらい、宗教の調和が美しい都市なんだから。

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トルコは世界三大料理の一つなので、トルコ料理を食べることも観光の一つだ。トルコ料理に関する記事も書いているので、合わせてわせてどうぞ。

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