【情報を200%活かす 池上彰のニュースの学校 – 池上彰】膨大な情報の中から有効な情報を選別する方法
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ネットを開けばそこには膨大な情報が溢れている。この中からどうすれば自分にとって有効な情報を引き出すことができるのか。また、ネット以外の媒体からの情報収集方法を啓示しているのが本書である。
池上彰と言えば、難しいニュースを簡単に分かりやすく説明するのがうまく「週刊こどもニュース」のお父さん役で一躍有名になった人物である。分かりやすく説明する=細部まで情報を知り尽くしているからこそできる技である。
ネットだけで情報収集をする危険性について
ネットから情報収集をするデメリットとして本書ではこんな例を上げている。
Yahoo!ニュースのトップ8件は、上から6件が一般のニュースで、下の2件が芸能ニュースだと決まっている。この8件のニュースの中で最も読まれているのが下2件の芸能ニュースなのだ。ニュースを読んだ気になっていても実はゴシップ系ばかりであったり、目次だけ読んで分かった気になっているのが一番危険だと提言している。
私もその点については首肯できる。私は毎日RSSで100件以上の記事を斜め読みしているが、目次やタイトルだけ読んで理解してしまっている節がある。興味があれば記事の隅から隅まで熟読するが、興味の範囲外であれば読み飛ばしてしまっている。
また、検索も自分と同じ意見の記事ばかりを読みがちになり、知らない間に偏見に陥る危険性も示唆している。
ネット時代だからこそあえて新聞から情報収集をするべき
新聞は興味のない部分も目に入る。またネットよりも深い情報が記載されているためより深く理解する事ができる。こういった観点から著者は新聞を「新聞は人に会わない異業種交流会」と比喩している。
新聞からの汎用的な情報収集方法や、収集したニュースを実生活に活用していく方法などを本書は解説している。
私は新聞の中ではウォールストリート・ジャーナル日本版が好きだ。日本の主要新聞社にはない情報や、海外の情報が一足先に入るので読んでいる。他者と差別化をつけたいならオススメだ。
1つの記事に対してあらゆる媒体から多角的に情報収集をし、実践的な具体的なテクニックが満載の本書はお勧めである。また、情報収集をする前にあらゆる分野の体系的な知識を身につけているとなお良い。下記記事で紹介している池上彰の本を読むと、あらゆる分野の教養を身につけることができる。
【おとなの教養 – 池上彰】大人として身につけるべき教養がこの一冊に集約
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