世界一暗い音楽！暗黒なフューネラルドュームメタル【Ligfaerd – Nortt】

1. Gudsforladt
2. Ligprædike
3. Vanhellig
4. Tilforn Tid
5. Dødsrune
6. Ligfaerd

フューネラルドュームメタル（Funeral Doom Metal）という音楽のジャンル、浸透していないため認知度はかなり低い。このジャンルの代表的なバンド「Worship」の来日ライブに参加したが、あまりの観客の少なさに絶句した、30名程度しかいなかったのである。

魂を暗黒に送り出す重苦しく展開していくドラム、世界が目の前で崩壊していくようなリズム、死の重みを踏みしめるような葬儀的雰囲気、これこそフューネラルドュームメタルである。「スローテンポ・同じリズムの繰り返し・葬儀」この3点セットがそろっていれば、フューネラルドュームメタルと言えるだろう。

そもそもフューネラルとは、葬儀や葬式という意味である。死が彷徨う暗黒空間を演出してくれるのが、このジャンルの特徴である。

Norttは3点セットが揃った典型的なフューネラルドゥームメタル

Norttはデンマーク産のフューネラルドゥームメタル。底なしで絶望的な世界観は他のバンドを一蹴している。陰鬱で淀んだ空気にマッチした恐ろしいヴァーカル、あまりのスローテンポさ故に心拍数すら下がってしまいそうだ。

さて、今回はNorttの「Ligfaerd」を紹介したい。今までこのジャンルの様々なアルバムを聴いてきたが、このアルバムに勝るものは見つからなかった。このアルバムの特徴は、救いようがないくらい暗黒で絶望的だということ。この絶望感は中二病心をそそり、妄想を膨らませる一つの材料となる。

中でもおすすめな曲は、3曲目の「Vanhellig」だ。ここまでか、と思う程に暗黒感を徹底して作り上げている。自身の闇と強制的に向き合わせるような絶望感、この世界に取り込まれたら光すら出ていけないような漆黒感が漂う。

絶望的で救いようがない「Vanhellig」、、実は「人生でやりたい100のリスト」にこの曲が登場するのだ。さて中身はというと、

ぼくはこの世界観に取り付かれてしまい、もう抜け出せなくなってしまった。下記が「Vanhellig」だ、ここまで読んでくれた諸君、心の準備ができたら再生したまえ。

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