自然都市トロント！自然と都市の共存が美しい観光地！

カナダの首都はオタワですが、カナダ最大の都市はトロントです。そんな人口250万人以上が暮している大都市トロントではありますが、この都市は世界の住みやすい都市ランキングで常に上位に位置しています。

それは、トロントが自然と都市が融合した自然都市なのでストレスが溜まりにくく、多様な文化が共存しているので移民や観光客でさえ快適な生活を送れるからです。

私は世界の住みやすい都市ランキングで常に上位に位置している都市へは殆ど行きましたが、カナダのトロント以上に住みやすそうだなと思う都市はありませんでした。

それでは、トロントがどのように自然と都市が共存しているのか見ていきましょう。

トロントはカナダの自然都市！住みやすい都市として人気！

トロントはカナダの中でもエンターテイメントや金融、政治や文化などの中心都市で、「人種のモザイク」とも呼ばれる都市です。トロントが「人種のモザイク」と呼ばれる所以は、現地のカナダ人や移民による多くの多国籍の方々が一緒に共存しているからです。

下記がトロントに住む人たちの人種割合です。如何にトロントに住む人たちの人種の多様性が広がっていてるかが分かるでしょう。

白人：56.6%
南アジア系：13.5%
中国系：9.6%
黒人：6.9%
フィリピン系：3.4%
中南米系：2.0%
西アジア系：1.5%
東南アジア系：1.4%

この移民の割合はアメリカのマイアミに次いで世界第2位を誇っています。マイアミへの移民の多くが南米諸国なのに対して、トロントは移民の出身国にまとまりがないので、世界で最も多様性に富んだ人種が住んでいる都市と言っても過言ではありません。

はじめて出会うカナダ

トロントの都市景観は建築家によって守られている！

トロントは大都市ですが、新宿のように乱雑した高層ビルが建っている訳ではありません。世界的に有名な建築家がトロントの都市全体を俯瞰して見ているので、世界最高峰と称される美しい建造物が多く建っています。

ダニエル・リベスキンド、フランク・ゲーリー、ノーマン・フォスター、ウィル・アルソップ、イオ・ミン・ペイ、サンティアゴ・カラトラバ、ミース・ファン・デル・ローエなどなど、建築に詳しい人なら誰もか一度は聞いたことがある、世界的に有名な建築家の建築物が立ち並んでいるのです。

そんなトロントの建築物の中でも、代表的なものを2つ紹介しましょう。

CN Tower（CNタワー）

1976年にカナディアン・ナショナル鉄道が建設したCN Tower（CNタワー）。

高さはが553.33mで世界3位の高さを誇る建造物。トロントのランドマークでもあり、上空116階の展望台からはトロントの美しい景観を一望することができます。

Royal Ontario Museum（ロイヤルオンタリオ博物館）

展示物が600万点を超えるカナダ最大の博物館がRoyal Ontario Museum（ロイヤルオンタリオ博物館）。恐竜の標本、古代エジプトや中国仏教の展示物など、幅広い展示物を見ることができます。

このRoyal Ontario Museum（ロイヤルオンタリオ博物館）を設計したのがフランク・ダーリングとジョン・A・ピアソン。外見が奇抜で不思議なので、初見では博物館とは思えないでしょう。

トロントの自然を紹介！どのように都市と共存しているの！？

トロントにはナイアガラの滝や世界の五大湖であるオンタリオ湖などの大自然があります。しかし、トロントの自然を堪能する最適な場所は何と言っても公園でしょう。

大都市の中心部にも関わらず多くの公園があり、公園にはリスやタヌキ、小鳥などの多くの生物が生息しています。トロントに住む人たちは休日になると、自然豊かな公園へピクニックに出かけるのです。

日本の公園とはその美しさが違い、自然を守ろうという考えからリスやタヌキなどでも生息ができるほどの清潔さを保っているのです。それでは、トロントの代表的な公園を二つ見ていきましょう。

High Park（ハイパーク）

トロントで最も人気で観光客が必ず訪れるのがHigh Park（ハイパーク）です。もちろん公園内には多くのリスやタヌキが生息していて、ピクニックをしながら自然を堪能することができます。

Queen’s park（クイーンズパーク）

なんとQueen’s park（クイーンズパーク）内にはLegislative Assembly of Ontario（オンタリオ州議会議事堂）もあるので、観光地としても有名な公園です。大都市トロントの中心に大自然が広がっているなんて、考えられないくらい広いです。