子供を愛さない親が多いr戦略(子供をできるだけ多く残す)
子供を愛さない親、子供に無関心な親、愛情を貰えない子供は、大人になってから心的外傷や精神疾患を煩う可能性が高くなる。子供を愛さない親が子供を放置して餓死させたり、バスや電車などの公共交通機関で騒いでいる子供を注意しない無関心な親たちが話題となっている。
今回は生物学的な観点からこの様な親たちについて考えてみたい。生物が子孫を残すための戦略には二通り存在する。それは「r戦略」と「K戦略」だ。人間は子孫を残すために、この2つの戦略の間で選択を迫られてるといっても過言ではないだろう。
r戦略(r-strategist)とは?
「r戦略」とは生態系の初期段階でよく見られる戦略で、昆虫や魚のように大量の子孫を作っておいて後は放任する。厳しい自然環境の中で子孫の母数の数を増やす戦略だ。
例としては、魚は多くの卵を水中に放出する。しかし大半は、成魚にはならない。厳しい環境の中でたまたま運の良かった子孫だけが生き残る。
K戦略(K-strategist)とは?
「K戦略」とは少数の子孫を親が大切に育てる戦略。親が子孫を守る事で、子孫の生存率を上げる戦略。
例としては、人間、鳥類やカンガルーの様に子供を大事に大事に育てる。子孫の数が少ないということは希少価値があるとも言える。
子供を愛さない親は「r戦略」に属する
「r戦略」は子孫を多く放出することで子孫の生き残る確立を上げる。裏を返せば「r戦略」は、子孫の「余分」がなくては滅んでしまう戦略だ。
これを、子供に愛情を抱かない無関心な親たちに当てはめてみよう。この世に命を宿した子供は親からの愛情を貰わず育つ。道徳や躾を教わってないため、民度の低い常識外れの大人に育つ。このような大人は冒頭でも述べたが、心的外傷や精神疾患を煩いやすい。そして、精神疾患の持ち主や愛情を知らない大人ほど犯罪に走りやすい。社会から淘汰された人間に育つということだ。淘汰された人間こそ「r戦略」でいう「余分」に当たる。
後退した生存戦略
生態系の初期で見られる「r戦略」、後期で見られる「K戦略」。子供に愛情を抱かない親たちは、生物学的に「r戦略」への後退の一歩を辿っている。これまで人類は厳しい自然環境の中で自分の子孫だけは、と大事に大事に子供を育ててきた。「親ばか」という言葉が世を賑わす程に子供が大事にされてきた。
しかしここ最近、世間を賑わす親は「子供に愛情を持たない親たち」である。子供を大事に育てなくても放置していれば、勝手に大人になるとでも思っているのだろうか。それは「大人」ではない「余分な大人」である。
この記事が一人でも多くの「子供に愛情を持たない親たち」に届くことを願う。記事を読んで少しでも考えを改めてくれれば、「r戦略」への後退を食い止める事ができる。
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