月面無人探査レース「Google Lunar XPRIZE」とは何か!?
科学技術の向上に寄与することを目的として設立されたXプライズ財団とGoogleがタッグを組んで、月面着陸を目指す世界的なレースを開催している。これがGoogle Lunar XPRIZEである。本レースは、民間宇宙開発を拡大、市場を拡充することを目的に行われている。
2004年に有人弾道宇宙飛行を競うレースAnsari X Prizeが開催されていた。Space Ship Oneが高度100kmの有人宇宙飛行に成功し、賞金1,000万ドルを獲得している。この第二弾にあたるレースがGoogle Lunar XPRIZEである。
Watch The Google Lunar XPRIZE “Moon Shot” Documentary
月面無人探査レース「Google Lunar XPRIZE」への参加条件!
月面無人探査レース「Google Lunar XPRIZE」への参加条件は、公的機関や研究機関ではなく、純粋な民間企業のみ。
理由としては、民間企業の宇宙開発推進や市場の拡大が目的だからです。
賞金総額は3,000万ドル(約30億円)!
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・優勝:2000万ドル
- 2015年12月31日までに月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の画像、動画、データを地球に送信したチームに贈られる。
- *ただし、政府または国家主導の月面探査機が先に着陸した場合、賞金は1500万ドルに減額される。
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・準優勝:500万ドル
- 優勝チームの次に同様の指定ミッションを成功させた場合に贈られる。
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・ボーナスミッション
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- ・アポロ・ヘリテージ・ボーナス(400万ドル)
- アポロで月面に残した機器を撮影する。
- ・ヘリテージ・ボーナス(100万ドル)
- アポロ計画以外の過去の宇宙開発で月面に残した痕跡を発見する。
- ・レンジ・ボーナス(200万ドル)
- 着陸地点から5000m以上走行する。
- ・サバイバル・ボーナス(200万ドル)
- 月面の夜を乗り切る。(月面は14日昼間が続いた後、14日間太陽が当たらない夜の期間になり温度は-170℃の厳しい環境になる。)
- ・ウォーター・ディテクション・ボーナス(400万ドル)
- 月面で水または氷を発見する。
- ・ダイバーシティ賞(100万ドル)
- 個性的な設計を行ったチームに贈られる。
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日本からHAKUTOが月面無人探査レースに参加!
このレースに参加するために設立された「HAKUTO」。由来は月のシンボル「白兎」から来ている。メンバーを調べてみると異業種の方々が結束していて驚いた。
チームハクトのメンバーは小惑星探査機 「はやぶさ」をはじめとして数々の宇宙ロボットの開発に携わっている東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻の吉田和哉教授をはじめ、弁護士、惑星科学者、コンサルタント、エンジニア、WEBデザイナー、プロモーターなど様々なバックグラウンドをもった、元宇宙少年少女たちが集まり、それぞれのフィールドで培った知識、スキルや経験を生かし、月面探査を目指しています。
下記がHAKUTOが開発した月面探査機。近未来的で夢が広がる月面探査レース、日本の活用に期待しましょう!
月の土地が格安で買えちゃう時代!?
関連して月の土地が買えるサイトを紹介します。月の土地は国が所有することは禁止していましたが、個人の所有であれば禁止ではない、そんな盲点を突いたサービスです。
なんと5,000円以下で月の土地を所有することができます。地図も付いているので、月のどのあたりに自分の土地があるのか確認することもできます。
ちなみに私は買いました。格安で買えるので、私は部屋のインテリアとして壁に貼ってあります。宇宙が好きなら声を大にしてオススメします!

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