ブルガリアといえばヨーグルト大国だけど、発祥の国ではない!?
ブルガリアといえばヨーグルト、ヨーグルトといえばブルガリアだ。これは日本人ならば、誰もが同じイメージを持っているだろう。ブルガリアには他に、相撲取りの琴欧洲や薔薇祭りが有名ではあるが、やはりヨーグルトには勝てないだろう。
そんなヨーグルト大国であるブルガリアに行ってきたので、実際のところはどうなのか紹介していきたい。また、タイトルにあるようにブルガリア=ヨーグルトというイメージがあるが、ヨーグルト発祥の地はブルガリアではありません。ではどこで発祥したのだろうか、その経緯も探っていきます。

ブルガリアでヨーグルト三昧してきました!
なぜ、ブルガリアといったらヨーグルトのイメージがあるの?
ブルガリアとヨーグルトのイメージを結びつけたのは、皆さんお馴染みの株式会社明治の明治ブルガリアヨーグルトだ。CMで聞く「明治ブルガリアヨーグルト」というフレーズは耳に残りやすく、これを日々聞いているから、ブルガリア=ヨーグルトというイメージが刷り込まれているのだ。
明治ブルガリアヨーグルトが誕生したきっかけは、明治の社員が大阪万博でブルガリア館を訪れ、そこでたまたまヨーグルトを食べたのが全ての始まりだそう。それから、何度もブルガリアへ通い技術提携を果たしたのだ。
ブルガリアに滞在した時は、毎日ヨーグルトを食べ続けた。驚いたのが日本で食べるブルガリアヨーグルトと、本場のブルガリアヨーグルトの味が全く同じだったということ。これこそ、明治社員の成果だと思う。本場のヨーグルトをそのまま日本の食卓へというポリシーが反映されていて、良い意味で本場で食べるヨーグルトになんの新鮮味も感じなかった。
ブルガリアヨーグルトにブルガリアがついている理由とは?
ヨーグルトは乳酸菌という細菌から作られている。乳酸菌とは大きなカテゴリーでその中には、サーモフィラス菌、ブルガリア菌、ビフィズス菌、アシドフィラス菌などたくさんの細菌が存在する。その中でも、サーモフィラス菌とブルガリア菌はヨーグルトに必ず含まれている。明治はこのブルガリア菌からブルガリアヨーグルトという名前を付けたのだ。
サーモフィラス菌は、球状の形をしているので球菌とも呼ばれている。このサーモフィラス菌は、腸内にある細菌を良い状態に保ってくれるため、ヨーグルトは体に良いのだ。
本題であるブルガリア菌は、棒状の形をしているので桿菌とも呼ばれている。ブルガリア菌も同じく、腸内の環境を良くしてくれる効果を持っている。
それではなぜ、ブルガリア菌と呼ばれているのか。それは1905年にスタメン・グリゴロフというブルガリア人が新しい菌を発見して、ブルガリア菌という名称に決めたからだ。
サーモフィラス菌とブルガリア菌を一緒にヨーグルトに混ぜることで、美味しく体に良いヨーグルトが出来上がるのだ。サーモフィラス菌とブルガリア菌の相性は良いので、短時間で増殖しやすく乳酸を多量に生成できる。この2種類の菌にビフィズス菌や他の菌を加えることで、ヨーグルトに甘みを加えたり酸味を加えたりすることができるのだ。
前述したが、乳酸菌は腸内の環境を整えてくれるので、ヨーグルトでなくてもそのまま食べてしまえば同じく体に良い。なので腸内環境を整えてくれる、乳酸菌入りの食品が多く売られているのだ。TVで話題!すんき漬け由来の乳酸菌配合!どっさんこ オリゴ便もそういった部類だ。
そのまま腸内に入れる方が吸収率は高いので、効果は高い。今なら割引キャンペーン中なので一度、オリゴ便を試してみてもいいだろう。

ブルガリアでは食事に必ずヨーグルトが付いてくる。
それでは本題!果たしてヨーグルト発祥の国とは?
それでは本題のヨーグルト発祥の国はどこなのか、紹介していきましょう。実はヨーグルトはブルガリアの隣国であるトルコで発祥しました。トルコ近辺を旅した遊牧民が、革製の袋にミルクを入れていたところ、気づいたらヨーグルトに変わってしまったのだという。これは偶然、ミルクに乳酸菌が入り込んだために、ヨーグルトに変化したのだ。
ヨーグルトの名前の由来は、トルコ語のyogurt(ヨーウルト)からきている。さすが世界三大料理に入るだけある。ケバブやトルコアイスは勿論だが、ヨーグルト発祥の国ということも周知されるべきだ。
しかし、やっぱりヨーグルトが食卓に根付いているのはブルガリアだ。下記の写真を見ても一目瞭然だろう。さすがは一人あたりの年間ヨーグルト消費量世界一のブルガリアだけある。やっぱりヨーグルトといえばブルガリアだね!

ブルガリアのスーパー。驚きのヨーグルトの品揃えにびっくりした!

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