マザー・テレサはマケドニアで生まれたアルバニア人って知ってました!?
マザー・テレサといえば、インドのコルカタで貧しい人たちに社会援助をしたことで有名だ。コルカタに死を待つ人々の家というホスピスを設立して、人種や宗教を問わず、全ての貧しい人たちに愛を捧げ社会援助をした 。
マザー・テレサが亡くなった後でも、その施設には世界中のボランティアが集まり、貧しい人たちに援助の手を差し伸べている。実は私も「死を待つ人々の家」でボランティアをした経験があったので、マザー・テレサについて知っていると思い込んでいた。
しかし、バルカン半島にあるマケドニアという国に来て、どこへ観光に行こうかなとガイドブックを読んでいたら衝撃の事実を知ることになった。私はてっきりマザー・テレサはインドで生まれたインド人だとばかり思っていたからだ。さてその衝撃の事実とは一体なんでしょう。
マザー・テレサはマケドニアの首都スコピエで生まれた!
マザー・テレサは、バルカン半島にあるマケドニアという国の首都スコピエで生まれたのだ。まさかマケドニアに旅行に来て、マザー・テレサという単語が目に飛び込んでくるとは思わなかった。
マケドニアの首都スコピエは世界一奇妙な街!?その実態に迫る。という記事を書くほど変わった街ではりますが、現地の人たちはマザー・テレサの出身国ということを誇りに思っています。
また、マケドニア共和国の呼称問題・国旗問題について解説します!を読むとマケドニアに対する理解が深まるはずです。
マザー・テレサが生まれた1910年は、オスマン帝国(現トルコ)がマケドニアを征服していた時代です。この当時、マケドニアは大飢饉で襲われていて、カトリック修道院の修道女だったマザー・テレサはこれを見て「最も貧しい人たちの元で社会貢献をする」と決断したのだ。その後、飢えと貧困に最も苦しんでいるインドへ行き活動を始めました。
ちなみに、マザー・テレサの本名はアグネス・ゴンジャ・ボヤジュ。実はマザー・テレサの「マザー」は地位がある修道女への敬称、「テレサ」は洗礼名なのだ。それでは、スコピエにあるマザー・テレサ記念館を見てみましょう。

マザー・テレサの銅像!

マザー・テレサ記念館!

マザー・テレサが着ていた修道服!

記念館には教会が併設されています!
マザー・テレサはアルバニア人!
マザー・テレサはマケドニアで生まれたがアルバニア人である。アルバニアという国はあまり聞きなれないが、調べてみると面白い。1990年代まで鎖国をしていたり、国民の半数以上がネズミ講に騙され国が破綻したり、世界初の無神国家宣言をしてみたりと、とんでもない国なのだ。
アルバニア人たちもマザー・テレサを誇りに思っていて、アルバニアの首都ティラナにはマザー・テレサ空港やマザー・テレサ広場なんかがあります。また、アルバニア人が住んでいるコソボにも、マザー・テレサの銅像があります。アルバニア人の歴史については下記記事にて触れています。
アルバニアがとんでもない!「鎖国・無神国家・ネズミ講で国家破綻」
コソボ紛争とNATOのセルビア空爆について分かりやすく解説します!

アルバニア人が住むコソボのマザー・テレアの銅像!
ノーベル賞を受賞しただけあって、出身国や同人種、果ては世界中からボランティアや修道女の鏡として尊敬されています。マケドニアで生まれたアルバニア人ということには驚きましたが、マザー・テレサは国籍や人種など関係なく平等に人に接しています。
このようなボランティアや社会貢献精神を持った人が今後多く出てくると、世界平和へ一歩前進できるかもしれません。マザー・テレサの人生については、書籍に詳細が載っているのでこれを機会に読んでみては。
バルカン半島&ユーゴスラビアを旅行するならこれを読め!全11カ国まとめ

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