マゼランペンギンを見にバルデス半島へ行こう!
野生のマゼランペンギンを間近で見たいなら、アルゼンチンのバルデス半島へ行こう。バルデス半島はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスから1,400km程南に下ったところにある半島で、貴重な野生動物が多いため半島の大半はユネスコの世界遺産に登録されている。
半島自体は5kmほどの大きさしかないので、南米大陸に小島が吸収されたような形になっている。そんな5kmほどのバルデス半島には、クジラ、ゾウアザラシ、シャチ、オタリア、マゼランペンギン、海鳥などの貴重な野生動物が生息しているのだ。
この野生動物を見るために世界中の人たちが、アルゼンチンのバルデス半島に集まる。ナショナルジオクラシックやアニマルプラネットなどの、野生動物を扱うテレビチャンネルの人たちも現地で見ることができるほどだ。
そんな多くの野生動物が生息するバルデス半島で、一番有名な動物がマゼランペンギンだ。150万羽のマゼランペンギンが生息しているので、それはもう渋谷のスクランブル交差点を歩く人たちがマゼランペンギンに変わった様子を想像してほしい。
今回私は実際にバルデス半島へ行き、マゼランペンギンたちを見学してきたのでその模様をお伝えしていきたい。まずは、ペンギンはどういった種類があるのか見ていこう。
ペンギンの全18種類を紹介!
ペンギンは飛べない鳥と形容されることもある通り、羽の様な手をぶらぶらさせながらぎこちなく歩く。しかし、水中ではなんと時速25kmという速さで泳ぐことができるので、鳥類では最速の速さを誇る。
ペンギンは「18種類」あり、その中でも遺伝形質によって「6属」に分類されます。ちなみに、日本の水族館には18種類のペンギンのうち11種類しか見れません。
下記がペンギンの「18種類」と「6属」の一覧になります。ちなみに、マゼランペンギンはフンボルトペンギン属に属します。
・コウテイペンギン属:南極に生息する大型のペンギン
ウテイペンギン(Emperor Penguin)
キングペンギン(King Penguin)
・アデリーペンギン属:Suicaのペンギン
アデリーペンギン(Adelie Penguin)
ジェンツーペンギン(Gentoo Penguin)
ヒゲペンギン(Chinstrap Penguin)
・フンボルトペンギン属:顎の下に黒い線が2本入っているペンギン
ガラパゴスペンギン(Galapagos Penguin)
ケープペンギン(African Penguin)
フンボルトペンギン(Humboldt Penguin)
マゼランペンギン(Magellanic Penguin)
・マカロニペンギン属:トサカがあるペンギン
フィヨルドランドペンギン(Fiordland penguin)
シュレーターペンギン(Erect-Crested Penguin)
スネアーズペンギン(Snares Islands Penguin)
マカロニペンギン(Macaroni Penguin)
ロイヤルペンギン(Royal Penguin)
イワトビペンギン(Rockhopper Penguin)
・キンメペンギン属:黄金色の目を持つ絶滅危惧種のペンギン
キンメペンギン(Yellow-Eyed Penguin)
・コガタペンギン属:最も小さいペンギン
コガタペンギン(Little Penguin)
ハネジロペンギン(White-flippered Penguin)
マゼランペンギンの特徴!
フンボルトペンギン属に属するマゼランペンギンは、世界一周中に大西洋と太平洋を結ぶマゼラン海峡を発見したマゼランに由来します。別名ではジャッカスペンギンとも呼ばれます。胸にある2本の黒い線模様、お腹にある複数の黒い斑点が特徴です。
主にバルデス半島を含む南アメリカ太平洋岸から大西洋岸で見られます。フォークランド諸島にも多くマゼランペンギンは生息していますが、ジェンツーペンギンやイワトビペンギンが混ざっているために、マゼランペンギンだけを見たいならバルデス半島をお勧めします。
体長は70cmほどと小柄で、9月から10月頃に繁殖地であるバルデス半島に戻り、翌月の10月に卵を2つ産む習性があります。
バルデスペンギンの可愛いのが、岩間の隙間や地面に穴を掘り、直射日光から隠れるように巣を作るのです。穴の巣を作った後は、周りにある草を被せて敵から隠れるように生息します。
ちなみに、日本では下記の水族館でマゼランペンギンを見ることができます。
・サンピアザ水族館(北海道)
・マリンピア 松島水族館(宮城県)
・鶴岡市立 加茂水族館(山形県)
・鴨川シーワールド(千葉県)
・しながわ水族館(東京都)
・横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)
・上越市立 水族博物館(新潟県)
・寺泊水族博物館(新潟県)
・のとじま水族館(石川県)
・南知多ビーチランド(愛知県)
・志摩マリンランド(三重県)
・須磨海浜水族園(兵庫県)
・玉野海洋博物館(山口県)
・大分マリーンパレス水族館 うみたまご(大分県)
・長崎ペンギン水族館(長崎県)
マゼランペンギンを見るならバルデス半島へ行こう!
ここまでペンギンの種類やマゼランペンギンの特徴を紹介してきました。バルデス半島のマゼランペンギンを見るには、観光客の宿泊施設が多くあるプエルトマドリンから南へ200kmへ行ったところにあるプンタ・トンボ に行きましょう。
それでは実際に、バルデス半島に住むマゼランペンギンたちを見ていきましょう。
もちろんお馴染みの、On The Roadのメインキャラクターであるシビちゃん(ペンギンのぬいぐるみ)と共に写真をお送りします。ぬいぐるみを持って世界各国を周る「ぬいぐるみ旅」プロジェクトですが、ついにペンギンのぬいぐるみが本物のペンギンと共演しちゃいます。
まさかこんな夢のような共演ができるなんて!
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