ジブラルタルはスペインにあるイギリス領土!?観光名所まとめ!
ジブラルタルって皆さん知ってますか?ジブラルタルといばヨーロッパとアフリカの間にあるジブラルタル海峡が有名。このジブラルタル海峡は、スペインとモロッコを挟んでいて、船で2時間ほどでヨーロッパとアフリカを行き来することができる。
なのでジブラルタル海峡は、ヨーロッパとアフリカを結ぶ玄関口になっているのだ。互いの文化が混じり合い、多くの貨物船や旅客船が行き交うジブラルタル海峡。
実はヨーロッパのスペイン側に、ジブラルタルと呼ばれるイギリス領土がある。ちなみにジブラルタル海峡もイギリス領土だ。イギリス領土なのでジブラルタルに入国する際には、しっかりパスポートに入国スタンプが押される。
また、イギリス領土なのでイギリス軍が駐屯していたり、イギリス料理やイギリスの文化がスペインにも根付いているそこで今回はジブラルタルの歴史、基礎情報、魅力&観光スポットをお伝えしていきまうす!
ジブラルタルはスペインにあるイギリスの領土!?
それでは、ジブラルタルの歴史を見ていこう。お伝えしたように、ジブラルタルはヨーロッパとアフリカを結ぶ玄関口として、重要な場所に位置する。なので、ここジブラルタルでは領土争いが絶えない。
フェニキア人、カルタゴ、ムスリムとジブラルタルは様々な人の手に渡る。大航海時代に入るとポルトガルがジブラルタルを占領、その後スペインがポルトガルを占領したので、ジブラルタルはスペインのものになる。
その後、スペイン継承戦争が勃発する。これは、フランスのルイ14世の孫をスペイン王として継承者させたいフランス側と、それを阻止したいオーストリアの対立だ。
スペインとフランスが併合したら自国も危ないんじゃないかと、焦りを感じたイギリスやオランダも参戦。結局、スペインとフランスが破れオーストリアの領土は拡充することになる。
戦争を乗り切ったイギリスは1713年にユトレヒト条約を結び、ジブラルタルを領土として収めることに成功したのだ。それ以来、何度もスペインはイギリスにジブラルタル返還を訴えているが、未だにそれは果たされていない。
なので、スペインはジブラルタルをイギリス領土として認めていない。スペインからジブラルタルに入国する時に、スペイン側では何もチェックがなく、スペインの出国スタンプは押されない。しかし、ジブラルタルでは入国スタンプを押してくれる。
どちらもスタンプを押してくれるわけではないので、観光客は困るだろう。しかし、貴重なジブラルタルのスタンプは観光の自慢話になる。
ジブラルタルの基礎情報を全て公開!
ジブラルタルはイギリス領土なので通貨はジブラルタル・ポンド (GIP)を採用している。この通貨はイギリスでは使えないが、イギリス・ボンド(GBP)はジブラルタルで使用可能だ。
ジブラルタルの総面積は6.5 km²でものすごく小さく、数時間で国全体を一周することができる。日本で一番狭い香川県の約300分の1、ディズニーランド13個分、一番小さな国バチカン市国の約15倍だ。
ジブラルタルのGDPは、日本で一番、県内総生産が低い鳥取県の2分の1のほどだ。いかに国土が小さく発展してないか分かるだろう。ちなみに首都はフェビアン・ピカルドという。
3万人の人が暮らし、30%がイギリス人、イタリア、スペイン、ポルトガルも10%を超える。公用語はイギリス領土なので英語だ。
ジブラルタルの魅力&観光を完全公開!
ジブラルタルはお伝えしたように、国土が狭いのであまり観光名所がない。今回は、実際に私が行ってみて印象に残った名所を紹介する。
ジブラルタルの象徴!ザ・ロック!
ジブラルタルのど真ん中にそびえ立つ山、これがザ・ロックである。このザ・ロックとセウタのモンテアチョ山又はモロッコのヘベルムサ山と対になってヘラクレスの柱と呼ばれる。
アメリカで使われているドル$は、このザ・ロックが由来だ。アメリカを発見したスペインのSpain=S、山が二つのヘラクレスの柱=縦の二本線を合わせて$。または、United Stateの「U」と「S」を掛け合わせて$。どちらが説が有力なのかは未だにはっきりしていない。それでも、ジブラルタルが重要な位置にあるのは、これを見てもわかるだろう。
また、ジブラルタ生命保険株式会社の社名の由来もザ・ロックだ。その意味は、時代を経てもそこにあり続け、安定性、革新性を象徴するものとしてザ・ロックが採用され名前にジブラルタが付けられた。
そんなザ・ロックには、ヨーロッパで唯一の猿生息地として知られている。ヨーロッパで野生の猿がいる唯一のエリアなのだ。陸続きのスペインには野生の猿が存在しないので、ペットして持ち込まれた猿が野生化したと言われている。
観光といえばジブラルタル空港!街中を駆け抜ける飛行機!
パイロットが選ぶ最も危険な空港に選ばれたのがジブラルタル空港だ。国時代が小さいため、直線の滑走路を街中に引くしかないということで、本当に街を貫いて作ってしまった。
飛行機が離着陸する時は、滑走路を貫く道に踏切が降りる。この踏切からまじかに飛行機の離着陸を見ることができるのだ。飛行機がいなければ自由に滑走路を横断できる。ジブラルタの中で一番面白い観光スポットだ。
また、飛行機だけではなくて軍用機もこのジブラルタル空港で離発着する。面白い観光スポットではあるが、この問題を解決するためにトンネルの建設が始まってしまった。後数年でこのような光景が見れなくなってしまうのだ。
下記に動画を貼り付けた。私が見たのはイギリス空軍の輸送機が滑走路を飛び立つ模様だ。
スペインの中にジブラルタルはあるが、その街並みにはイギリス!
ジブラルタルはイギリス領土なので、ロンドンバスやフィッシュ&チップスやパブなど、イギリスにちなんだものが勢揃いだ。
店だけではなく、街並みもイギリスそのもの。すぐ目の前にアフリカ大陸があるなんて感じさせないほど、ジブラルタルが思ったよりもイギリスで高貴な雰囲気がある。
過去の戦争の面影は街中のいたるところにある。イギリス軍が建てた要塞や、爆撃を回避するために作られた地下の空間にはレストランが立ち並ぶ。ザ・ロックには洞窟が彫られ軍隊の基地になっていた。
格安でイギリスを楽しみたいならジブラルタルへ!
ジブラルタルはとても無名でアクセスも悪いので、中々行ったことがある人は少ないはず。
ジブラルタルに興味がある人は、ジブラルタルだけ観光という訳ではなくて、隣国のスペインや2時間で行けるアフリカ大陸の玄関口、モロッコと合わせて行くといいだろう。
狭い国だけに1日あれば国を何周もすることができる。毎日行けば入国ごとに入国スタンプが押される。とても変わった国ではあるが、その物珍しさに旅行に行ってもいいかもしれない。
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