オランダで風車が発展した理由に迫る!
オランダといえばチューリップ、ミッフィー、ゴッホ、フェルメール、チーズなどが有名であるが、なんと言っても一番有名なものは風車であろう。オランダの首都アムステルダム以外にも、一歩都会から外に出れば絶景とも呼べる風車の数々を見ることができる。
その風車の数はオランダ全土で10000基以上もあったと言われている。また、オランダの風車は数の多さから外観にも力を入れていて、とてもお洒落で可愛らしい色合いの風車が多い。
だからこそ、オランダへ行く観光客はまず初めに風車を見に行くのだ。ちなみに日本人のオランダ観光客は近年増えてきていて、オランダに来る観光客の中でも、日本人が最も1日あたりの平均でお金を使っている。
そんなオランダの一大観光とも言える風車が、なぜオランダで発展したのか、その理由を探りながら美しい風車の数々を見ていこう。
なぜオランダで風車が発展したのか!?その理由に迫る!
それでは、なぜオランダで風車が発展したのか、その理由を見ていこう。オランダは海に接する国で、風が強く国土の2/3が低い海抜にあります。
その所以は国名にも表れていて、オランダは英語でネザーランド、オランダ語でネーデルラント、これは低地の国という意味です。ちなみに、アムステルダムやロッテルダムの語尾につくダムは、堤防という意味です。
風や暴風が来るたびに、海抜が低いオランダには内陸まで海水が流れ込んできました。そのため、海水を内陸に入れないためにも色々な策を講じてきました。水の流れを止める堤防、人口の入江、そして風車です。
内陸に入ってしまった海水を海に返してあげるために、海水を排出する動力として風車が活用されました。その当時はエンジンが発明されていなかったので、風車しか選択肢がなかったのです。
風車は海水排出以外にも、パンを作るための小麦を粉にする時や、製粉などの工業用としても使われています。中でもオランダでは海水排水と灌漑排水に一番利用されています。
今では風車の数が1500基まで減ってしまいましたが、完全になくなるということはありません。今でも排水を続けなくてはならないし、観光用としても役立っています。
オランダで風車が見れられる場所!
前述したようにオランダでは都会を離れれば、そこら中に風車が広がっています。しかし、観光客はレンタカーを借りない限り都会を離れることがないと思いますので、風車が見られる都会にある観光名所をまとめてみました。
オランダ=風車、というイメージが強いかと思いますので、オランダで風車を見たことがある、と胸を張って言えるように写真に収めてきましょう。
それでは美しい風車を見て癒されましょう!
・デ・ファルク風車博物館(Molen de Valk)
デ・ファルク風車博物館(Molen de Valk)は1785年に建てられた風車。博物館はなんと風車の中にあります。
・キンデルダイク(Kinderdijk)
写真家に人気の綺麗な風車が集まる場所。世界遺産にも登録されている。
・ザーンセ スカンス(Zaanse Schans)
風車の内部見学や美術館やお土産屋さんなど、観光客が集まる風車の歴史保存地区だ。
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