秋葉原通り魔事件の犯人の弟が自殺、加害者が与える親族・知人への影響について
記憶に新しい2008年に起きた秋葉原連続通り魔事件。加害者の加藤はトラックで秋葉原の大通りに突っ込み、トラックから降りた後に手持ちのナイフで人々の命を奪った。 結果として7人が死亡、10人が負傷した。
この事件から6年が経ち、つい先日、週刊現代より犯人の弟が自殺したと報道している。この記事には、弟の発言も記されている。加害者と弟の間には「血縁」「家族」という関係があるだけで、弟本人からしたら何も非があることはしていない。
「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることを諦めようと決めました。
死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」
加害者が与える親族・知人へ与える影響
弟の発言を呼んでみるとなんとも形容し難い感情に包まれる。加害者の両親は加害者を育ててきた社会的責任と遺族への償いのの義務があるかもしれないが、弟はどうだろうか。メディアの報道によるバッシング、バッシングから巻き起こる家族・親族への非難。この非難を毎日受け続けらればどうなるのか、、弟の自殺という結果として報道されるのは悲しいが、受け入れなければならない事実だ。ただ、影響がないように暮らすことはいくらでもできる。
非難から逃れるためにできること
弟に外部環境の存在を与えなかった周囲にも問題がある。もしかしたら選択肢すら知らなかったのかもしれない。弟は、この事件には全く関係のない人物。事件後の報道を見ていれば、バッシングはいずれ家族へ、関係のない弟へも影響を及ぼす可能性ががあると分かるだろう。
それであれば、家族との血縁を切るか、影響を及ぼさない環境に引っ越しさえすればよかった。この選択肢を果たして弟に与えた人がいるだろうか?
いくらでも周りの環境さえ変えれば人生をやり直す事が出来る。自分のしたいことを影響のない土地に引っ越してせよ。いくらでも連む人達を変えればやり直せる。
ここで私の尊敬する元マッキンゼーの大間研一氏の名言を上げておく。ビジネスだけではなく、こういった観点からも適用する事が出来る。
人間が変わる方法は3つしかない。 1番目は時間配分を変える。 2番目は住む場所を変える。 3番目はつきあう人を変える。 この3つの要素でしか人間は変わらない。 最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。

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