就活サイトに掲載されている企業は市場の0,01%しかない

街中でスーツ姿の就活生を見かける季節になった。就活生はスーツの着こなし、化粧、髪型からしてすぐに分かりやすい。就活というと既存のマイナビ、リクナビ、enなどの就活サイトに登録し一律で活動をするのが一般的だ。

就活サイトに掲載されている企業は市場の0,01%

この規制の就活システムを見ていて思うところがある。マイナビ、リクナビに登録されている企業数は約一万社である。総務省が開示している統計情報を調べてみると、国内の総企業は430万社とされている。就活サイトに掲載されている企業は市場の0,01%にも満たない。就活サイトに掲載されていない優良企業やベンチャー企業が埋もれてしまっているのが現状だ。

そもそも、主要就活サイトに採用ページを登録するには約100万円の基本料金がかかる。そこからオプション料金などを足していく仕組みだ。裏を返すとこの金額を割いてまで人材を欲している企業が掲載されているとも読み取れる。

では、主要就活サイト以外でどうやって就活をすればいのか。主要2社以外には、各業界に特化した就活サイトやベンチャー専門の就活サイトなどもある。私はTwitterを通じて面接をしたこともある。サイトを経由しなくても親族の縁故や採用していない企業に直接面接を懇願することもできる。やりようによっては、就活の仕方は様々なのだ。

愚直に周りと合わせて就活をする必要はない。この観点を就活生には頭に入れてもらいたい。

また、私自身、就活時代には疲弊してしまった部分があった。画一的な服装、容姿。面接の質問に対する受け答え方など全てにテンプレートがあり、その中で個性を出さなければならない。

ただ国内に住んでいる以上このシステムはどうやっても短期間では変えられない。このシステムをそのまま抵抗なく受けいれる虚無的な気持ちの持ちようも必要だと思う。