ウルグアイの世界一貧しい大統領ホセ・ムヒカのスピーチ!
ウルグアイの大統領を務めたホセ・ムヒカ大統領の感動的なスピーチを紹介したい。この感動的なスピーチは、2012年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されたリオ会議(環境と開発に関する国際連合会議)でホセ・ムヒカ大統領が演説したスピーチだ。
2010年3月1日から2015年2月末までウルグアイの大統領を務めたホセ・ムヒカ大統領。彼が「世界一貧しい大統領」と呼ばれる理由や、リオ会議(環境と開発に関する国際連合会議)の意義、感動的なスピーチの内容を紹介していきます。
ホセ・ムヒカ大統領が「世界一貧しい大統領」と呼ばれる理由!
ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカの祖先はスペインのバスク地方出身で、1840年にウルグアイに渡ってきた。その当時、ヨーロッパの次に発展するのが南米と言われていて、南米は多くの労働者を欲していたのだ。
ホセ・ムヒカ大統領は、1935年にウルグアイの首都モンテビデオにて誕生した。今も当時も変わらないが、ウルグアイは南米の貧困国と言われるほどの貧困で、インフレによる悪循環も起こってしまっている。私自身、実際にウルグアイの首都モンテビデオを訪れたが、南米で一番の物価の高さを誇っていた。
ホセ・ムヒカが大統領になる前は、ウルグアイを支配していた軍事政権と戦い逮捕されたり、軍事政権の人質として捉えられていた経緯もあり、国民の誰もが知る存在になっていた。その後、2009年11月ウルグアイ大統領選挙に当選し、2010年3月1日から2015年2月末までウルグアイの大統領を務めた。
そんなホセ・ムヒカ大統領が、「世界一貧しい大統領」と呼ばれる理由は、その庶民性にある。ホセ・ムヒカ大統領は貧困家庭に生まれたため、幼少期から大統領になるまで貧しい生活を強いられてきた。
なのでウルグアイの庶民の感覚から、給料の9割を社会福祉基金に寄付したり、田舎の農場で生活をしたり、銀行の口座やクレジットカードを持たない生活をしているのだ。
これがホセ・ムヒカ大統領が、「世界一貧しい大統領」と呼ばれる理由である。下記にホセ・ムヒカ大統領の幾つかの名言をまとめてみた。これを読むと彼がどんな思想の持ち主かがわかるだろう。
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
「幸せとは物を買うことと勘違いしているからだよ。幸せは人間のように命あるものからしかもらえないんだ。物は幸せにしてくれない。幸せにしてくれるのは生き物なんだ」
「働いて、働いて、働いて、職場との往復を続けていたら、いつの間にか老人になって、唯一できたことは請求書を支払うこと。若さを奪われてはいけないよ。」
リオ会議(環境と開発に関する国際連合会議)とは!?
ホセ・ムヒカ大統領が名スピーチをしたリオ会議(環境と開発に関する国際連合会議)について紹介します。リオ会議は2010年にリオ・デ・ジャネイロで行われた会議で地球サミットとも呼ばれます。
リオ会議のは世界中の代表が集めり、開発と環境を議題にする会議です。生物多様性の条約や気候変動の枠組の条約などが署名されて、環境や開発に関する問題が一歩前進しました。
このリオ会議で各国の首脳や大統領がスピーチをする枠があるのですが、ここでのホセ・ムヒカ大統領のスピーチが感動や話題を呼ぶ内容だったのです。
当時はウルグアイという小国の大統領のスピーチが注目される訳もなく、ホセ・ムヒカ大統領のスピーチの前に帰ってしまう人たちもいたほどです。しかし、そのスピーチを評価する流れがインターネット上で起き、今では日本人でも知っている感動的なスピーチになりました。
ホセ・ムヒカ大統領のスピーチ!
それそれでは、リオ会議でのホセ・ムヒカ大統領のスピーチを紹介しましょう。スピーチのテーマはリオ会議のテーマでもある、環境と開発です。
世界規模の格差社会を是正するとグローバリズムが崩壊する、消費社会にコントロールされた世界は幸せになれない、人類は本当の幸福に気づかなければならない。などなど考えさせられるような内容ばかりです。
下記のそのスピーチのYouTubeを掲載しているので、実際に視聴してみて今後の世界について考えてみましょう。もっとホセ・ムヒカ大統領について知りたいという方は、本書を読んでみるとためになるだろう。
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