【脳内麻薬 – 中野信子】快楽物質ドーパミンをコントロールしよう
快楽物質のドーパミン。これは50種類ある神経伝達物質の中で、快感を増幅するするための物質である。ドーパミンが分泌されることで、やる気、快楽、記憶、行動、睡眠、気分、学習など広範囲に及び良い結果を齎してくれる。
良いこと尽くしのドーパミン。ではどういったシーンでこの物質が分泌されるのだろうか。本書ではここをシーン別に紹介している。
好きなことをするとき
アルコール依存症やギャンブル依存症という言葉を聞いたことはないだろうか。これはドーパミン分泌による快楽に執着した依存症なのである。ゲームをしている時や趣味に没頭している時にもドーパミンが分泌されている。自分が好んで行う行為の最中にドーパミンが分泌されるのだ。しかし、こういったシーンでの分泌は歯止めがかからなくなるケースがあるという事も覚えておこう。
他人に認められるとき、他人より優位に経ったとき
上司に褒められる、社会的な地位を確立するなど、人間関係においてもドーパミンが分泌される。人間は潜在的に他人に認めてもらいたい欲求を持っていて、これが満たされ時にドーパミンが分泌され達成感や気持ちの良い気分に浸れるのだ。
これは他人より優位に立った時も分泌される。あの人よりも年収が良い、あの人よりもテストの点数が良かったなど、他人が存在して初めてドーパミンが分泌される場面である。
好奇心を満たすとき
まめ知識を習得した時や難解な問題が解けた時にも分泌される。ドーパミンの分泌量が多い人ほど色んなことに興味を持ち、旅行や冒険などを好む傾向があるのだ。
自分でドーパミンをコントロールしてみよう
本書を読めばドーパミンが分泌される仕組み・シーンを理解することができる。理解した上で感情や、やる気などを自分でコントロールできるようになればこっちのものである。
ちなみにこちらはドーパミンを作り出す作用があるサプリです。人それぞれ効果は違いますが、Amazonのレビューをみるとかなり高評価です。

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