【武器としての書く技術 – イケダハヤト】ブロガーに捧ぐ心構えと文章力の指南書
本書はブロガーの基礎となる心構え、記事を書く文章力の指南書である。騙されたと思って、全てのブロガーに一読して頂きたい。イケダハヤトというと巷では有名なブロガーで、ブログだけで年収500万円を達成しているプロだ。そんな彼は建前を外し本音だけを記事にしているのでよく炎上していて、世間からの印象ははっきりいうと悪い。だが、彼が何を思って炎上するような記事書き続けているのか本書から理解できた。本書から得たブロガーの心構えや文章力をまとめてみた。
ブロガーはテイク&ギブの心構えが必要だ
ブロガーは情報の出し惜しみは絶対してはいけない。下書きに保存されていて公開するか否か悩んでいる記事であっても公開するべきだ。記事を書けばそれは検索エンジンからのアクセスのストックになる。どんなにつまらない記事、ささいな記事、ニッチなセグメントでしか役に立たない記事であっても、溜まっていけば検索エンジンからのアクセスは必ず伸びる。これはぼくも実感していて、2〜3ヶ月前に書いた記事であっても、定期的に検索エンジンからのアクセスがる。
情報を発信し続けることで、閲覧者はブロガーの名前を知る事になる。情報発信さえし続ければ何れは固定客が付き、ブロガーと閲覧者との関係も築く事にも繋がる。関係が築かれれば、閲覧者側から情報を取得することもできるようになるし、関連した記事を書いているブロガーとも接点を持つ事もできるようになる。
有象無象にまみれる社会の中で如何に個性を出していくか
社会人になると会社の歯車を担う事になり、個性が急速的に失われていく。つまりこの社会は没個性に溢れているのだ。ブログを介して情報を発信していくことは、失われた個性を確固たるものにする価値がある。ネットの世界は社会とは違って個性を重視する。より希少な情報、ニッチな情報の持ち主こそ重宝されるのだ。個性を世に拡充させるためのきっかけの一つとして、是非ブログをしていない方はこれを気に挑戦して欲しい。
書面とネットの記事の扱いはまるで違う
読みたいと購入した書籍であれば、自分の興味がある分野なので最後まで読む人が殆どだろう。それが強迫観念でも構わない。書面であれば最初から最後まで読むのが基本的だ。
しかし、ネットの記事は違う。時間の合間を縫ってネットユーザーは膨大の情報に触れる事になる。如何にしてこの膨大な情報から自分の記事を選別してもらうように誘導するか。
ネットで記事を書く際の留意点
文章力のテクニックは大きく分けて、「見やすさ」「閲覧者との対話」「伝染力」である。
- 書面とは違いネットは文字がつまると読みにくい。適度に漢字を用いて適度に改行をする必要がある。
- 閲覧者の気持ちを先回りして答えに導く必要がある。記事であっても人間対人間のコミュニケーション。相手の立場になった記事を。
- 人に勧めたくなるような記事。自分だけではなく他者に広めたくなるような価値ある情報を書く必要がる。
まとめ
とまあ、本書ではブロガーとしての心構えから文章力まで学ぶ事ができた。大事なのは継続して書くこと。記事の更新が停滞していれば皆さん叱ってやってください。
実は前に炎上したことがある【なぜ僕は「炎上」を恐れないのか – イケダハヤト】
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