世界最大の木造建築!スペイン南部セビリアのメトロポール・パラソル!

世界最大の木造建築!スペイン南部セビリアのメトロポール・パラソル!

 

スペインの南部にあるセビリアという街に、世界最大の木造建築「メトロポール・パラソル」がある。2011年に完成したということで、比較的若い木造建築物だ。

木造建築と言えば、日本でお馴染みの法隆寺が世界最古の木造建築だ。なんと法隆寺は、5世紀頃の木材を使用していて、建立したのは7世紀だ。これぞ世界最古と言われる所以であり、法隆寺は世界文化遺産に登録されている。

木造建築に関していえば、日本とスペインは反対の路線を歩んでいるのだ。スペインといえば、ピカソ、ダリ、ミロなど芸術の分野が発展している国だ。

そのスペインがどのような世界最大の木造建築「メトロポール・パラソル」を作ったのか見ていこう!

 

2011年に完成した世界最大の木造建築「メトロポール・パラソル」

2005年に着工してから6年間、2011年の春に世界最大の木造建築「メトロポール・パラソル」は完成した。この広場を再開発するためのコンクールに、ドイツ人のユルゲン・マイヤーが優勝して、メトロポール・パラソルを設計した。

元々はもっと早く完成する予定だったが、セビリアの資金繰りが悪化していたので完成が2011年になったそう。こういったところでも、EUの懸念材料であるPIGSを実感しますね。

メトロポール・パラソルを何と形容すればいいのか、「魚」「UFO」「雲」「キノコ」みたいな形をしている。ちなみに現地の人からはキノコと呼ばれてる。旧市街のど真ん中に突如、奇妙な構造をした建築物が出てきたので私はびっくりしたのを覚えている。

メトロポール・パラソルを建築している時に、地下でローマ時代の遺跡が発見んされたので地下は考古学博物館なっている。メトロポール・パラソルの付け根の部分はショッピングセンター、屋根の上にも有料だが登れるといった構造だ。

古い建造物が美しい旧市街と、新しい木造建造物の融合。私はあまりメトロポール・パラソルが街に調和仕切れていないと感じた。それでは、実際にメトロポール・パラソルの奇妙な構造を見て欲しい。

 

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ご覧頂いた通りこのメトロポール・パラソルは、どこが正面なのかさえ分からないような構造をしている。そして建物は全ての面が湾曲していて、直線が取り除かれている。これが木材で建築されているというのだから驚きだ。

木造建築のメリットである、空間設計の自由度をうまか活用している。反して、耐久性が弱く火災に弱いのが木造建築のデメリットであるが、ここの部分は対策がされているのであろうか。セビチアを上げての建設ということで、1億ユーロもの大金を投下しているのだから、安全性については信用してもいいのだとは思う。

アールヌーヴォを代表するサグラダファミリアを設計したガウディの作品もまた、直線が取り除かれているのだ。正に近代アートが発展しているスペインといったところだろう。

また、近くに大学があるのでメトロポール・パラソルは学生の憩いの場となっている。夜はメトロポール・パラソルがライトに照らされて美しく光り輝く。

旧市街の景観を壊しかねないメトロポール・パラソルだが、現地の人はどう思っているのだろう。なんともスペインらしい世界最大の木造建築物になっているので、サグラダファミリアだけではなく、セビリアに足を伸ばしてメトロポール・パラソルも観光して欲しい。

 

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