イギリスの産業革命はマンチェスターで起きた!その理由とは!?

イギリスの産業革命はマンチェスターで起きた!その理由とは!?

 

実はイギリスで起きた産業革命は、あのサッカーで有名なマンチェスターで始まった。マンチェスターといえばマンチェスターユナイテッドが有名すぎて、産業革命という言葉を想像することすらできなかったのだが、これは事実なのである。

実際にマンチェスターに訪れてみると、サッカーと並んで産業革命に関する博物館や展示物が街中にある。また、産業革命をきっかけにマンチェスターにある理系の大学が、世界的に有名になる程進歩した。

産業革命によって発明された蒸気機関車や、綿工業や石炭エネルギーの利用によって、世界はその名の通り革命へと歩んだ。今回は歴史を遡りながら、なぜ産業革命が起きたのか、なぜマンチェスターで起きたのか、マンチェスターの様子と共にお届けしていきます。

 

産業革命がイギリスで起きた理由

産業革命は18世紀半ばから19世紀にかけてイギリスで起きた、その後世界へと波及して世界の社会構造を変えることになる。

産後革命という言葉は、イギリスのアーノルド・トインビーという歴史学者が名付けた。ちなみに英語では、Industrial Revolutionと呼ばれている。

イギリスで産業革命が起きた理由は、大きく分けて下記の3つに分けられる。

 

当時のイギリスは世界中に植民地を持っていた

当時のイギリスは、世界中に植民地を持っていた。イギリスとアフリカとアメリカの3か国で大西洋三角貿易を確立して、巨万の利益を国は得ていたのだ。

流れとしては、イギリスが綿織物や武器をアフリカへ輸出し、アフリカから奴隷をアメリカへ輸出し、アメリカからはコーヒーや綿花などをイギリスは輸入していた。

このサイクルでイギリスは利益を溜め込み、資本大国へと成長していったのだ。

 

農業革命と囲い込み(エンクロージャー)で農民が都市に流入

大地主が利益拡大のために小作地や共同地を囲い込み(エンクロージャー)、 大農経営をする農場が増えたことを農業革命という。

そのための多くの農民が土地を失い、都市へと流入して行った。彼らが、産業革命の担い手となったのだ。

 

イギリスの科学技術向上

イギリスの科学技術が向上することで、毛織物や綿織物を自国で生産できるようになり、鉄と石炭などの資源に恵まれていたのでエネルギーとして利用することになった。

 
 

産業革命がマンチェスターで起きた理由とは!?

マンチェスターで産業革命が起き始めると、世界初の蒸気機関車の路線がマンチェスターとリバプール間に作られることになった。これは植民地から金を吸い上げ、農民だった多くの人たちの労力を使い、科学技術の向上があってこそだった。

その当時、マンチェスターには多くの綿工場があったのに、材料となる綿は港のあるリバプールから持ってくる以外に方法がなかったのだ。

そこで蒸気機関車の路線をマンチェスターとリバプールに引き、リバプールからマンチェスターへ海外から輸入した綿を運び、マンチェスターで加工された後にリバプールへ運び世界へと輸出させたのだ。

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産業革命発端のマンチェスターにある科学産業博物館へ行こう!

産業革命が起きたマンチェスターには、発祥の地を体感できる科学産業博物館がある。世界初の蒸気機関車の駅や、当時使われていた蒸気機関車、綿を加工する機械など、ここでしか味わえない産業革命にまつわるものが全て揃っている。

マンチェスターに行ってサッカーを観戦するのもいいが、せっかくマンチェスターに行くのだから、先人の知恵が垣間見える科学産業博物館へ行ってみると面白いかもしれない。

最後に、科学産業博物館の様子を写真でお届けします!

 

博物館とは関係ないけど、マンチェスターにもロンドンと同じく時計台があるんだね!

博物館とは関係ないけど、マンチェスターにもロンドンと同じく時計台があるんだね!

 

こちらが世界初の蒸気機関車の駅!

こちらが世界初の蒸気機関車の駅!

 

当時使われていた蒸気機関車!

当時使われていた蒸気機関車!

 

電車と比べてかなり重厚!

電車と比べてかなり重厚!

 

綿を加工するための機械だよ!

綿を加工するための機械だよ!

 

大きいですなあ!

大きいですなあ!

 

時代は変わるもので、今では3Dプリンターなんてものが発明されたなりね!

時代は変わるもので、今では3Dプリンターなんてものが発明されたなりね!

 

産業革命がイギリスで起きた理由を、もっと詳しく知りたいという方は下記の本を読んでみよう。本記事で触りの部分に触れたので、下記の本を読むことで理解が深まるだろう。

 
 

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